「時計合わせのコミュニケーション」10時10分前は9時50分に決まってますか?

(2019年10月21日 タイトル修正、見出し追加しました)

職場のコミュニケーション(10時10分前って?)https://sr.kony-c.com/2019/05/03/職場のコミュニケーション%ef%bc%8810時10分前って%ef%bc%9f%ef%bc%89/の答えです。回答をお寄せいただいた方、ありがとうございました。

「小西さんやったら、10時10分前って何時何分と思う?」と聞かれたことがあります。質問の意図は全くわかりませんでしたので、「え?10時10分前って言ったら10時10分前に決まってるん違うの?」と返したところ、「具体的に何時何分かで言って!」と。「9時50分に決まってるやん!!」と答えてしまいました。

「9時50分」ではない答えもあります

「それが違うねん」「10時10分前って言ったら、10時10分の前だから、10時8分とか9分って思う人いるんやって、特に若い人」と。衝撃です。

早速調査を始めました。「10時10分前って何時何分?」聞いて回りました。中高、大学生のお子さんがいらっしゃる方にはご家族への調査もお願いしました。

すると「息子(娘)は10時8分と言った」という方がいらっしゃり、「えー10時10分前って、8分か9分くらい違うんですか?(なんでそんなこと聞かはるんですか?小西さん!)」という20代の同僚Oさんの答えもいただきました。

サンプルはわずか10数人ですが、「9時50分」派が優勢、「10時8、9分」派が高校生から20代まで4人(やったかな)という結果が出ました。そして、どちらの答えの人も、「9時50分か10時8、9分か、どっちかな」と迷った様子はなかったのです。聞いてみないとわからないものです。

「あなたの当たり前」は「みんなの当たり前」でしょうか?

「~~に決まってるやろ!」「当たり前やん!」という言葉、簡単に言ったらあかんし、思わないほうがいい、と感じるエピソードです。

20代同僚Oさんに「君とは時計が合ってないから待ち合わせできないなあ!」とつぶやいていると、お子さんから「10時8分」という答えを聞き出してくれたIさん(40代の人格者)、「何分前という表現はあいまいです!約束するんだったら「9時50分」って言わないと」って、Iさん、そのとおりでございます。

部下の方と「10時10分前」に待ち合わせをして、10時になっても部下が来ず、怒りマックスになっておられる上司の方、10時8分に現れた部下に怒りをぶつける前に、「10時10分前」が「何時何分」かを確かめてくださいませんか。そして次の待ち合わせは「9時50分」にしていただけませんか。

「時計を合わせる」コミュニケーションのために

社長様と従業員様、上司と部下の間でどうしても時計が合わない企業様、事業所様、時計合わせの社内セミナーをされてはいかがでしょうか?セミナーの企画、講師については、こにし社労士オフィスにご相談くださいませ。

只今、5月中旬のある日のお昼前、改め、11時半ちょっと過ぎ、改め、5月17日金曜日の午前11時36分でございます。一部フィクションを交えています。なお、セミナーテーマの「時計合わせ」はコミュニケーションの一つの例であることをご理解いただきましたら幸いです。

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