災害で交通機関が乱れたときに備えた労務

季節の変わり目。日ごとの気温の差が大きい今年(2021年)の10月です。そして、まだまだ台風の心配もあると言います。
さらに、先日、首都圏で起こった震度5強の地震により交通機関は乱れ、通勤の足に影響を与えました。
このような状況で思い出すのは、2019年の9月に起こった出来事です。

2019年9月9日、台風の上陸に備え、JR東日本をはじめとする首都圏の鉄道会社は始発からの計画運休を実施しました。
午前8時ごろに列車の運行を始めるとしていたものの、台風の進路が予想を外れます。運行が始まったのは午前10時ごろ。
膨大な通勤客であふれる駅。駅から延びる長蛇の列は「社畜の参勤交代」と揶揄されました。

この出来事以降、災害時には無理な出社を控え、有給休暇の取得や在宅勤務を勧める会社が増えた、というのは良かった点です。

ところが、業種や職種によって、また、時期(締日前、納期前、決算期などなど)によって、どうしても出社が必要な場合があります。
これはコロナ禍でも課題になりました。

備えあれば憂いなし。災害時の労務管理の経過はできているでしょうか。計画は現実的でしょうか。ことが起こる前に考えておきたいものですね。

「社畜の参勤交代」って痛い言葉だなあ、とつらつら。”働く人向けnoteマガジン「消耗しない働き方の練習帳」”に書きました。

軟な働き方と消耗しない働き方を大切にするこにし社労士オフィスです。

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