プロフェッショナルな管理職その1/教育・指導

こにし社労士オフィスでは、「変化の時代に対応した行動が変わる管理職研修」をご提案しております。

「行動」に着目する理由は「目に見えるから」です。社員の資質を語るとき、評価をするときにはついつい「あいつはやる気がある」「やる気が見えない」とか「モチベーションが高い」「モチベーションが低い奴だ」などと言ってしまいがちです。

ところが、実際は「やる気」や「モチベーション」は直接見えません。例えば「部下のやる気がある」「やる気がない」と言うとき、実際は部下の「行動」を見て判断しています。やる気は持っているけれど表し方、やり方がわからない部下がいます。「もっとやる気を出せ」といっても改善されない原因がここにあります。

働き方や働く人が多様化し、価値観が変化している今、これまでの上司と同じやり方が通用しなくなっています。管理職がどのような「行動」をとるべきか。前例が参考にならない環境で管理職自らが考え、行動していかなければなりません。価値観が異なるかもしれない部下に対しては「やる気のなさ」や「モチベーションの低さ」に注目するのではなく、部下の「行動」に注目することでチームとして同じ目標を目指すことができるのです。

「こにし社労士オフィス」がご提案する社内研修は「行動」に着目し結果が目に見える研修です。中でも管理職研修では、変化の時代にも業績を上げていく「プロフェッショナルな管理職の行動」にスポットを当てています。「管理職の行動」が目に見えて変わると「部下の行動」も変わる効果が出やすい研修でもあります。

この「行動に着目した管理職研修」では、プロフェッショナルな管理職がとる行動を8つのカテゴリーに分け、それぞれ8つの行動を振り返る「プロ管理職の行動64項目チェック」を採用しています。

プロ管理職の行動の8つのカテゴリーのうち、今回は「部下の教育・指導」の行動のうちの一つをご紹介いたします。

部下に適した指導の仕方や仕事の与え方をしているか

「プロ管理職の行動64項目チェック」項目の一つは「D-1 部下の強味・弱みを見極めて部下に適した指導の仕方や仕事の与え方をしているか」です。

部下の教育、指導にあたる管理職、部下の個性はぞれぞれであることに難しさはありませんか。
複数の部下に、同じ仕事を同じ品質でするように指導した場合、全員が同じ成果を上げてくるでしょうか。「それができるくらいなら苦労はないわ」とお嘆きの姿が目に浮かびます。
そうなんです。どんな些細なことでも簡単なことでも相手によって伝わり方が違います。その結果上がってくる成果はまちまちなんです。

ショートストーリー/部下に仕事を任せた日


毎月の実績の計算があったとします。先月まではあなたが行っていました。部下はあなたがその作業をしている場所に居合わせています。ときどき「あのデータはどこにある?」「〇〇さんは実績をどうやって残している?」部下とも業務を共有して進めていました。
そこで、あなたは今回から部下に任せてみることにしました。「いつもの計算、今月からやってみてくれる?いつもどおりのやり方でいいから。分からないことはいつでも聞いてね」

早速、部下は質問してきます。4人の部下の例を見てみましょう。

あなたの部下はどのタイプ

部下①「いつもの実績とは、売上の実績でしょうか?〇〇の実績でしょうか?それば毎月報告するものでしょうか」「わかりました。先月までの資料を見せてください。データはどこに保存してありますでしょうか?」

次のように手順を一つずつ聞いてくる部下もいます。
部下②「マニュアルをください」(マニュアルはない)「では始めに何から手を付けたらいいでしょうか」「次は何をしましょうか」「次は・・・」

こんなことを言う部下がいるかもしれません。
部下③「その仕事は管理職である課長がされるべき仕事なのではないでしょうか。私の任を超えています」

また、質問は一切してこない部下もいます。
部下④ 黙々と作業をしている(指示をした業務に取りかかっているかは不明)

実は例に挙げた4人の部下は全員「仕事へのやる気」は持っていました。それぞれ働くことに真剣に取り組んでいます。管理職のあなたの指示ひとつで部下が次にとる行動は変わってきます。「部下の次の行動」が取れるように部下に合わせた指導をすることが重要です。

あいつはダメだと言いたいときは

「部下が思ったように動いてくれない」「あいつはいいけど、あいつはダメだ」「部下には任せられないから自分でやってしまおう」そんな風に思ってしまうこともあります。その時は気持ちを切り替えましょう。
「会社に貢献するために」「管理職としての役割を果たすために」との目的を意識して、部下が動ける指導方法に考えの方向を向けてください。

本日の行動チェック「部下の強味・弱みを見極めて部下に適した指導の仕方や仕事の与え方をしているか」を一か月に一度はふり返ってみるとよいでしょう。

管理職研修のご相談はこにし社労士オフィスまで

「プロ管理職の行動」を一つマスターいただけましたでしょうか。 「変化の時代に対応した行動が変わる管理職研修」 では、このような「プロ管理職の行動」を8つのカテゴリー×8つの行動でチェックします。エッセンスを伝える半日・一人研修から、行動の変化と継続、定着まで関わる「5か月間の管理職養成プログラム」のご提案も行っております。詳しくはメールにてお尋ねくださいませ。

こにし社労士オフィス info(@)kony-c.com

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